生産管理

ラインバランシング:生産ライン工程でサイクルタイムが異なると、仕掛品の滞留や作業者の手持ちが発生する。作業時間のバラツキを減らし均等化すること。

サイクルタイム:生産ラインに資材を投入する時間間隔のこと、ピッチタイムともいう。

ライン編成効率=作業時間の総和÷(作業ステーション数×サイクルタイム)×100(%)

JITジャストインタイム:すべての工程が後工程の要求に合わせて、必要なものを、必要なときに、必要な量だけ生産する。最終組み立て工程の平準化が不可欠になる。かんばん方式は、JITを実現する仕組み。

流動数曲線:横軸に期間、縦軸に数量をとったグラフ。受け入れの累積線完成数の累積線の差が仕掛残を表し、横の差が停滞日数(リードタイム)を表す。この方式により、職場の手持ち仕事量(受注残)を表すことができる。

需要予測

指数平滑化法:観測値が古くなるにつれ重みを減少させる。需要が不安定な場合、平滑化定数の値を大きくする。前年の売上予測180万、実際の売上200万だった。平滑化定数は0.8とすると、今年の売上予測は?今年の売上予測=180+0.8(200-180ハズレ値)=196万円

製品の設計・VE

<機能の性質>

使用機能とは、製品やサービスの使用目的にかかわる機能をいう。基本機能(一次機能)と補助機能(二次機能)に分かれる。基本機能は、使用者が必要とする機能をいう。「例ハサミ:紙を切る」。補助機能(二次機能)とは、基本機能を補助する付属的なもの。「例ハサミ:握りやすい」

貴重機能(魅力機能)とは、製品のデザインなど魅力を感じさせる機能をいう。マーケティング的との関連が強い。「例ハサミ:デザインがカッコイイ」

発注方式

定量発注方式:在庫量が事前に定めた一定量(発注点)に到達した場合、一定量を発注する。調達期間が長いものには不向き、単純、柔軟性なし。

経済的発注量(EOQ):定量発注方式で使う、トレードオフの関係にある発注費用と在庫費用の総計を最も小さくする発注量のこと。

発注点=対象期間の平均需要量×調達期間+安全在庫量

定期発注方式:あらかじめ定められた発注感覚で、都度計算して発注する。柔軟な対応が可能、管理が煩雑。ABC分析を使って、重要資材に対して使う発注方式。

発注量=在庫調整期間中の予想消費量ー(現在の在庫量+発注残)+安全在庫量

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